強制執行における事前調査~生命保険契約の探知

 強制執行では,対象となる財産を債権者が自分で探す必要があります。差押えの対象となる財産には様々な種類の財産がありますが,代表的なものに生命保険契約の解約返戻金があります。日本人は保険好きなどといわれることがありますが,多くの方が積立型の生命保険契約に加入しております。

 もっとも,通常は,どこの生命保険会社のどのような保険契約に加入しているかということは,第三者である債権者からは全くわかりません。。

 ところが,弁護士会照会(23条照会)を利用すると,生命保険協会に加入している41社から,債務者が保険契約に加入しているか,加入している場合の解約返戻金等について,回答を得ることができます。すべての保険会社が回答するわけではありませんが,弁護士会照会制度に対する社会的認知も高まってきており,概ね回答する傾向にあるといえると思います。また,この手の弁護士会照会を何度もしていると,どの保険会社が回答をしてくるのか,あるいは表面的には回答拒否であっても実際には回答されているかどうかということが分かってきます。つまり,弁護士会照会を何度もしていると,自然にノウハウが蓄積され,事前調査も実効性が高くなっていきます。

 このような事前調査を行った後,債務者が生命保険契約に加入していることが判明すれば,次に,解約返戻金等に対する差押えを申し立てることになります。差押えの対象となるのは,解約返戻金のみならず,保険料を一括で前払いしているような場合には未経過保険料,保険金が満期に達している場合には保険金も差押えの対象となります。

 かつては,保険証券番号を特定しない差押えは許されないというのが実務でしたが,近時はこれを認める高裁決定がなされたこともあり,現在では,保険証券番号を特定する必要はないという取り扱いに変わりました。

 このように生命保険契約に対する差押えについては,ノウハウを有する弁護士が事前調査を十分に行い,また,差押えについても何を対象にするかについて十分な検討が必要なため,効果的な差押えを行うには弁護士への依頼が不可欠です。

 

 当事務所では,強制執行に関する豊富な経験,実績がありますので,強制執行をお考えの際はご相談ください。

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